・物理が苦手で点数が取れない
・いくら勉強しても偏差値があがらない
今回は、上のような悩みについて話していきます。
物理という科目は、『センスが必要』ということを聞いたことがあるかもしれませんが、それは”半分本当で、半分ウソ”です!
というのも、物理におけるセンスは、『意識することで、埋めることができる』からです。
では、物理が苦手な人に、不足していることとは、一体何なのでしょう。
この記事を読めば、あなたも苦手な物理への考え方が、変わりますよ!
✔この記事の内容
・物理が苦手な原因3選
・苦手克服のための解決法とは
✔この記事の信頼性
苦手だった物理を、浪人時に偏差値65以上センター試験満点近くまで伸ばした、参考書には書かれていない、考え方や勉強法について、必要なエッセンスを『ぎゅっと』凝縮してまとめています。
物理が苦手な3つの原因
物理が苦手な人は、大きく分けて3つの原因があります。
➀言葉の定義を覚えていない
➁問題を解くときに絵を描かない
➂公式の理解が足りない
➀言葉の定義を覚えていない
物理が苦手な人の特徴として、『物理用語の定義』がわかっていない人が多いです。
言葉の定義といわれると、少し難しそうに聞こえますが、つまり言葉の意味を説明できますか?ということです。
例えば、以下の言葉の定義を説明できますか?
・電位の定義
・ドップラー効果の定義
・内部エネルギーの定義
うーん・・・
さあ、どうだろう
・電位の定義
⇨+1[C]あたりがもつ位置エネルギー
・ドップラー効果の定義
⇨聞こえる振動数が変化する現象
・内部エネルギーの定義
⇨気体分子の運動エネルギーの合計
さて、あなたはいくつ答えられましたか?
『説明してね』というと、やたら公式を並べて説明してくる人がいますが、結局それは理解できていないのと同じです。
というのも、
(言葉で説明できる)=(物理現象を理解している)
につながるからです。
上の内容が説明できなかった人は、教科書の索引を見て、
言葉の説明ができるかどうかトレーニングするのがおすすめだよ!
➁問題を解くときに絵を描かない
物理には必ず、物理現象が絡んできます。
例えば、
・斜面をボールが転がった
・バネつきピストンを断熱しながら加熱した
などの現象の変化があって、それを数式的に導くのが物理です。
何が言いたいかというと、物理は『数式で解く科目ではなく、絵を描いて視覚的に解く科目でもある』ということです。
確かに、あまり絵と描かずに、問題を解いていたかもしれません。
物理ができる人は、物理に限らず、数学などの科目であっても、図をたくさん描いて視覚的に解く傾向にあります。
問題に絵が描いてあっても、『自分で絵を描いて解く』ということが、非常に大切です!
➂公式の理解が足りない
物理ができない人の話を聞くと、ほとんど全員が『公式の式だけ』暗記していることが多いです。
例えば、物体の衝突問題では、運動量保存の式
$$mv_1+mv_2=(一定)$$
の式を使うことが多いかと思いますが、どうしてこの式が使えるかわかりますか?
衝突問題だからじゃないんですか?
運動量保存の式は、物体が分裂するときでも、使うことができるけど?
・・・
運動量保存の式は、『物体間に働く力が内力のみ』のときに使うことができます。
衝突のときも分裂の時も、2物体間には内力しか働かないため、運動量保存の式を使って解くことができるのです。
このように、物理の式には、それぞれ式が使える条件というものがあります。
式を使える条件とかって、教科書とかに書いてありましたっけ?
書いていないときは、参考書やこのサイトの『導出』のカテゴリーから、探すといいよ!
まとめ:物理の苦手を克服してガンガン成績をあげよう!
今回は、物理が苦手な人の3つ原因と、その解決法について話してきました。
物理ができないのには、センスは関係なく、勉強するときに意識する場所を押さえることで、簡単に偏差値を伸ばすことができます。
今回の原因に当てはまった人は、もう一度物理の勉強法について見直してみましょう!