物理か生物、どっちがいいかすごい迷っています・・
『学校の授業で、どちらか選ばなくてはいけない』ことって、結構あると思います!
そこで今回は、物理と生物のどちらを選ぶべきか徹底解説していきます!
この記事を読めば、それぞれの科目の特徴がわかるので自分にあった科目を選ぶことができますよ。
それではさっそく見ていきましょう!
目次
化学と比較した物理と生物の受験者数
そもそも、物理と生物の受験者数ってどれくらいいるの?
先輩たちが、どの科目を選択しているかどうかって気になりますよね。
そこで、下にセンター試験の受験者数の資料を用意したので、みてみましょう!
センター試験の受験者数
平成27年度 | 平成28年度 | 平成29年度 | |
化学 | 175,296人 | 211,676人 | 209,400人 |
物理 | 129,193人 | 155,739人 | 156,719人 |
生物 | 68,336人 | 77,389人 | 74,676人 |
まず前提として、圧倒的に化学の選択者が多いですね!
理系受験では、理科の受験科目が2つのところがほとんどなので、1科目目に化学を選択する人が多いみたいです。
問題は、物理と生物で、物理の受験者数は、生物の受験者数の約2倍になっていますね。
つまり、生物よりも、物理を選んだ先輩が多かったということになります。
え?!生物って受験者数少な!
確かに、理系の中では生物選択が少ないですが、主に文系が選択する生物基礎という科目は、物理基礎の約10倍もの受験者数がいます!
つまり、文系は生物科目、理系は物理科目を選ぶ人が多いということですね!
ポイント
・【理系】物理 > 生物
・【文系】生物基礎 > 物理基礎
物理と生物の違いと特徴を解説
では、どうして理系の方が、物理選択の人が多いのか。
それは、物理と生物の科目に、以下のような特性があるためです!
物理と生物の違い
・物理・・・暗記量が少なく、法則や公式を使って計算式から答えを出す
・生物・・・暗記量が多く、知識問題や考察問題が多い
簡単に言ってしまうと、物理は計算が多く、生物は暗記が多いため、計算が得意な理系は、物理を選を選ぶ人が多いということです!
さらに、それぞれの科目について、詳しく見ていきます。
その①:物理の特徴
物理の特徴は、暗記量が少なく、計算問題が多いということです!
暗記量が少ないため、『楽なのではないか』と考えがちですが、その分現象理解や、どこで公式を使うべきかということを練習する必要があるので、決して生物よりも簡単というわけではありません。
ですが、一度実力がついてしまえば、どの問題でもやることは変わらないので、得点が安定し、満点も狙いやすい科目となっています!
その②:生物の特徴
生物は、計算が少ないので、計算が苦手な人に好まれがちですが、暗記量が多いため、覚えるのに時間がかかります。
物理とは違って、知識問題の比重が大きいことから、基本事項を暗記してしまえば、安定して8割くらいは得点することができます。
ですが、少しでも知識に抜けがあったり、論述問題でミスがあると、満点が狙えないので、高得点を連発することは厳しい科目です。
それぞれの科目の特性からまとめると、以下のように言えます!
ポイント
・物理・・・計算が得意で、数式に抵抗がない人
・生物・・・暗記が得意で、論述問題に抵抗がない人
物理と生物を選択する上で押さえるポイント
私、計算が苦手だから、生物選択にします!
ちょっと待って!それだけで科目を選ぶのは危険だよ!
確かに、自分の得意、不得意で、科目を選ぶことは悪くはありませんが、それだけで科目を選ぶのは非常に危険です!
その①:自分が受けたい学部の受験科目を見る
科目を選ぶまえに、自分が受験したい大学の受験科目を見ておくことが大切です!
というのも、大学によっては、『生物では受験できません!!』みたいなところがあるからです。
ここで、調べておかないと、『生物が使えなくて物理を独学で勉強しなくちゃいけなくなった』ということになりかねませんので、めんどくさくても、しっかり調べておきましょう!
でも、まだ大学とか決まっていないし、、
そんな人は、とりあえず『知っている大学』や『先輩たちが行った大学』の中で、気になる学部の受験科目について調べてみましょう!
そして、調べてメモをしておくと、また調べる手間が省けますよ。
その②:大学に入ってから困りたくない
少し先の話になりますが、大学生になっても理科は勉強します!
学部にもよりますが、薬学系や化学系、生物系では物理と生物、ともに勉強します。
私は、現在化学系の大学に在籍していますが、大学1年生では物理をすべて勉強しました。
ここで考えてほしいのが、『大学で物理と生物、自分で勉強するならどちらが大変か』ということです!
もちろん、大学では授業がありますが、はっきり言って何を言っているのかわからないので、結局自分で勉強する羽目になります。
そうなったときに、暗記が多い生物よりも、理解が難しい物理の方が、自分で勉強するのって大変じゃないですか?
みんながみんな、そういう風に思うわけではないと思いますが、僕は物理の方が大変だと思ったので、ちゃんとした先生がいる高校生のうちに、物理を勉強しようと思い、物理を選択しました。
こればっかりは、人によりますが、大学で遊びたい人は高校生のうちに、物理を選んでおくことをおすすめします。
まとめ:物理と生物選択は自分の将来をもとに決めるべし!
今回は、物理と生物どちらを選んでおくべきか、ということについて紹介しました!
まとめると、以下のようになります。
まとめ
・自分の得意不得意で決める(計算or暗記)
・受験大学の入試科目を確認して決める
・大学で『どちらを独学するのがつらいか』ということを考えて決める
受験科目を選択するのは、重要な決断になりますので、上の内容も考慮に入れながら決めてみてください!
また、『物理が苦手だけど、物理選択に決めて勉強を頑張りたい!』という人は、こちらのサイトで物理をわかりやすく解説していますので、【高校物理の間違った勉強法と偏差値を爆上げできる6ステップ勉強法!】をご覧ください。
とはいえ、科目選択はこれから先の人生に大きく影響するので、決めるのが難しいという人もいるかも知れません。
その場合は、学校の授業やスタディサプリなどで実際に生物と物理「両方の授業」を受けてみるのがおすすめです。
特に無料体験を使えば、スタディサプリで科目の相性を確かめることができます。
スタディサプリで物理と生物を体験して相性を確認する
受験生にとって時間は大切なので、早く勉強に集中するためにもサクッと体験して科目を決めるのもアリ!
以下の記事では、僕が実際にスタディサプリを使った感想について詳しく書いているので参考にしてみてください。
今回は以上です。
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